定跡機能

[sunfish-shogi]

概要

定跡データの閲覧と編集を可能にする。

リンク

• 公式
  • https://github.com/yaneurao/YaneuraOu/wiki/%E5%AE%9A%E8%B7%A1%E3%81%AE%E4%BD%9C%E6%88%90
  • https://yaneuraou.yaneu.com/2016/02/05/standard-shogi-book-format/
  • 実装: https://github.com/yaneurao/YaneuraOu/blob/v8.30git/source/book/book.cpp#L98-L131
• 参考
  • https://github.com/Paalon/yaneuraou-book-format

詳細

ファイルフォーマット

やねうら王定跡ファイルへの対応を #162 で検討していたが一度クローズしていた。
やねうら王定跡ファイルを対象とした定跡データの閲覧・編集を可能にする。

.sbk は対応しない。
ShogiGUI と BookConv がライセンス不明のため。

やねうら王定跡ファイルには BookOnTheFly に対応したもの（=ソート済み）とそうでないものが存在している。
どちらであるかは全体をスキャンしないとわからないので、初回読み込み時にスキャンしてファイルパスやハッシュ値などをキーにして ShogiHome 側で結果を覚えておく必要がありそう。

ファイルサイズやソート済みステータスに応じた挙動の案:

	ソート済み	未ソート
サイズ >= 500MB	メモリ展開 or OnTheFly（画面で選択）	メモリ展開（確認画面あり）
サイズ < 500MB	メモリ展開	メモリ展開

しきい値は改めて調整する。
しきい値に収まっている場合はソート済みかどうかをスキャンしなくても良い。

取り扱いデータ

やねうら王定跡ファイルに含まれる以下の項目を指し手の属性値とする。

• 指し手
• 相手の応手（画面には表示しない）
• 評価値
• 探索深度
• 出現回数
• コメント

UI

トグルボタンを設置して分岐エリアを定跡エリアに切り替えるようなものを検討中。
属性値の編集操作はダイアログ上で行う。

読み筋エリアからAIの候補手と評価値、探索深度を登録できるようにする。

棋譜リスト上の次の手を登録するボタンを表示する。
例えば棋譜の次の手が5五歩なら「5五歩を登録」というボタンを表示する。

ディレクトリを指定して棋譜ファイル上の指し手を定跡に追加できるようにする。

設計

定跡データ全体をメモリに展開したとしても、それはバックグランドプロセスのみが保持する。
レンダラープロセスは現在の局面に対する定跡をバックグランドへ都度問い合わせる。
その際、メモリから読み出すか OnTheFly で処理するかはバックグラウンドプロセスで管理される。