Pipyは、クラウド、エッジ、IoT向けのプログラム可能なネットワークプロキシです。C++言語で書かれたPipyは、究極的に軽量で高速です。また、Javaスクリプト言語をカスタマイズしたバージョンのPipyJSを使ってプログラミングが可能です。
Pipyは高性能なリバースプロキシとして最も使われますが、本来の力は、さまざまなプラグインできる組立てブロック、すなわちフィルターであり、いかなる制約にも強いられずに、フィルターを組み合わせられることです。Pipyをどう使うのかは完全に皆さん次第ということです。これまで、プロトコルコンバータ、トラフィックレコーダ、メッセージsinger/verifier、サーバーレスファンクションスタータ、ヘルスチェッカー等々としてPipyが利用されたことがあります。
PipyはC++で書かれています。非同期ネットワークを活用します。割り当てられたリソースはプールされて再利用されます。データは可能な限りポインタによって内部的に転送され、メモリ帯域幅への負担を最小限に抑えます。あらゆる点で高速にできています。
ワーカーモードでPipyをビルドすると、その実行ファイルは10MB程度で、外部への依存性はゼロです。Pipyを使用すると、ダウンロードと起動の時間が最も速いのが実感できるでしょう。
Pipyの核となるのは、ECMA標準のJavaScriptをカスタマイズしたPipyJSを実行するスクリプトエンジンです。世界で最も普及しているプログラミング言語を使うことで、PipyはYAMLなどに比べても圧倒的な表現力を発揮します。
###オープン性
Pipyはオープンソースよりもオープンです。どんな情報も詳細をブラックボックスに隠したりはしないので、自分が何をしているかを常に把握できます。しかし、恐れることはありません。さまざまな部品がどのように連携するかを理解するために、ロケット科学者が必要なわけではないのです。実際、自分ですべてを完全にコントロールできるようになるので、もっと楽しくなるはずです。
ビルドするにあたっては、次の要件が必要です。
- Clang 5.0+
- CMake 3.10+
- Node.js v12+ (if the builtin Admin UI is enabled)
ビルドを開始するには、次のビルドスクリプトを実行します。
./build.sh
最終的にできたものはbin/pipy
に置かれます。
bin/pipy
をコマンドラインオプションなしで実行すると、Pipyがデフォルトのポート6060をリッスンし、repoモードで起動します。
$ bin/pipy
[INF] [admin] Starting admin service...
[INF] [listener] Listening on port 6060 at ::
お使いのブラウザを開いて、http://localhost:6060
を指定します。すると_Admin UI_が起動し、ドキュメントの検索とチュートリアルコードベースの操作ができます。
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- License
Pipyは常に以下のプラットフォームでテストされています。
- RHEL/CentOS
- Fedora
- Ubuntu
- Debian
- macOS
- FreeBSD
- OpenBSD
- OpenEuler
- OpenWrt
- Deepin
- Kylin
Pipyは以下のアーキテクチャで稼働できます。
- X86/64
- ARM64
- LoongArch
- Hygon
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- 公開されているディスカッションについては、GitHubのhttps://github.com/flomesh-io/pipy/issues をご覧ください。